英語で日本紹介

英語で説明【神社とお寺】基本知識や違いを説明できるようにしよう

YUICHI

こんにちは。全国通訳案内士のYUICHIです。

日本国内には、あらゆるところに神社やお寺が建っています。日本人にとって神社やお寺は、学校、病院、駅などと同じで日常的に見られる建物ですよね。

しかし、いざ外国人を日本の観光地に案内しようってときに、あなたは外国人観光客にちゃんと神社とお寺について説明できるでしょうか?

外国人観光客、特にキリスト教やイスラム教文化圏からの観光客にとっては、神社やお寺は異国情緒が感じられる建造物。それだけに神社やお寺は外国人観光客の強い興味の対象になっています。

今回の記事を最後まで読んでいただければ、日本人でも説明するのがむずかしい神社とお寺の違いを理解でき、またそれを英語で説明できるようになります。


神社とお寺を見た目で区別するには?

神社とお寺のもっとも簡単な見分け方は、以下のものがあるかないかです。

  • 鳥居 Torii gate
    Torii is a gate which stands at the entrance of a shrine.Torii is believed to be a border between the holy place and the ordinary world.(鳥居は神社の入り口にあるゲートです。鳥居は聖なる場所と通常の世界の境界になっていると信じられています)
  • 狛犬 Statue of Komainu 
    Komainu is an imaginary creature which looks like a small lion.They are usually placed before a torii gate.They are believed to have the power to drive away evil spirits and protect their deities and holy treasures. (狛犬は小さな獅子に似た架空の生き物です。通常は鳥居の前に配置されています。狛犬は邪気を追い払って、神さまや宝物を守ってくれると信じられています)
  • 手水舎(ちょうずや、てみずや)Water pavilion
    Chozu-ya is a water pavilion which contains water basin.The Japanese people usually wash their hands at chozu-ya to purify themselves before visiting the main hall of a shrine. (手水舎は水で満たされた鉢が置いてある小さな建物です。たいていの日本人は神社本殿を参拝する前に手水舎で手を洗って身を清めます)

日本のことをあまりよく知らない外国人には、まずtorii、komainu、chozu-yaとは何かをひと通り英語で説明してあげましょう。

そのうえで、2回目以降はtorii gate、komainu statue、water pavilionと言い換えて話に出すといいといいですね。


神社とお寺は違う宗教の考え方に基づいて建てられている

それでは、一体どうして日本に2種類の異なる宗教建造物が生まれたのでしょうか。

それは日本に2つの異なる宗教が混在しているためです。例外的な宗教施設もありますが、基本的に神社は神道の、お寺は仏教の所有する建物です。

【神道】自然崇拝から始まった日本古来の宗教

日本列島は自然災害が多いところです。四方を海に囲まれており、地震や津波などが頻繁に発生します。また夏には台風、冬にはシベリアからの冷たい風が吹きつけ大雨や雷をもたらします。

そのような自然がもたらす禍を、大昔の日本人は自然災害を神さまの怒りであると素直に感じていました。

河が氾濫したらその近くに、または米がたくさん収穫できるところにはその近くに神社を建てて、お供え物などをしながら神さまのご機嫌をうかがっていました。

そのように日本人が自然を畏れる気持ちから、神道という日本固有の宗教が誕生しましたのです。

そのことを踏まえた上で、神道については英語で以下のように説明してみましょう。

Shinto is Japan’s original/indigenous religion. In Shinto, people worship numerous deities because they wish for security and protection from deitie’s anger or evils’ attack.(神道は日本固有/土着の宗教です。神道において、人々は神さまの怒りや邪鬼の攻撃から身を護るために様々な神さまを崇拝しています)

【仏教】6世紀ごろにアジア大陸から伝わった外国の教え

一方で、仏教は日本で生まれた宗教ではありません。

仏教は主に東アジアや東南アジアに広まった宗教で、6世紀に日本へ伝わりました。

仏教は紀元前450年頃にインドでお釈迦様が人々に説いた教えがベースになっている宗教です。

仏教の教えの中では、生と死を繰り返す輪廻といわれる世界観について語られています。人間の一生は苦そのものであり、その苦から抜け出すためには修行によって解脱しなければならないという教えが与えられます。

なのでお寺には、人々がお経を唱えたり修業をしたりするために、法堂や座禅の間などの施設が設けられています。

仏教の世界観には神さまや仏さまも登場しますが、必ずしも信じたり崇拝されたりしていません。

神さまを畏れる気持ちから生まれた神道とは大きく異なりますね。

仏教については英語で以下のように説明してみましょう。

Buddhism is a religion originated in India and imported to Japan in 6th century. Unlike Shinto, believers don’t necessarily believe dieties and is taught to displine theirselves to leave the world of reincarnation and finally erase all the pains and troubles which may bring up to human. (仏教はインドで生まれた宗教で、6世紀に日本に伝わりました。神道と違って信者は必ずしも神さまを信じておらず、輪廻を抜け出し、人を襲うすべての苦痛と苦悩を消し去るために修行するよう教えられています)


まとめ

今回は、日本ではおなじみの神社とお寺の違いやそれぞれの特徴についてお話ししました。いかがでしたか?

神社やお寺は、生活習慣のまったく異なるキリスト教・イスラム教文化圏などに属す外国人にとって未知のものです。

また神道や仏教は、能や茶道など日本固有の伝統文化の土台でもあります。なので、神道や仏教を理解することは日本の伝統文化を理解することにつながります。

それだけに、神社やお寺ひいては神道や仏教は日本を紹介するにあたり、必ず押さえておきたい内容です。しっかり勉強しておきましょう。

それでは、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

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