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黒部峡谷トロッコ電車ツアー(2023/5/21)|オーストラリアのご家族4名様をご案内

YUICHI

こんにちは。全国通訳案内士YUICHIです。

今回の記事は、2023年5月21日にオーストラリアのご家族4名様を富山県黒部市にある黒部峡谷鉄道へお連れしたときの活動記です。

お客様は金沢に3日間滞在。そのうちの2日目に黒部峡谷を訪れる予定にされていました。

お客様のプロフィール

以下が、お客様の家族構成です。

お父さん
欧米系。60代前半くらい。少しケビン・コスナーに似ているジェントルマン。
お母さん
依頼者。欧米系。50代後半くらい。チャキチャキな感じで家族をリード。焼き物&アクセサリー教室を運営。
娘さん
欧米系。20代後半くらい。おっとりした感じ。日本のアニメキャラクターグッズ集めが趣味。
娘さんのフィアンセ
アジア出身。30代前半くらい。落ち着いた感じのビジネスマン。

前回の世界遺産ツアー(2023年4月16日)と組み合わせが少しだけ似ていました。

トロッコ電車の予約や行き方が難しい?

私にツアーを依頼したのはお母さんでした。

「どうしても黒部のトロッコ電車に乗ってみたいのだけど、予約方法とか行き方が全然分からないの…。ツアーも含めてお願いしていいかしら?」

エージェントサイトでメッセージを受け取ったとき、結構困っている感が伝わってきました。

そうなんです。黒部峡谷鉄道のトロッコ電車って、切符の手配や行き方が少し複雑なのです…。

詳しいことは、以下の姉妹ブログ「とやまライフ」黒部峡谷鉄道まとめ記事をご覧ください。

https://walk-toyama.com/2022/02/18/matome_kurobe_gorge/

黒部宇奈月温泉駅でミート

黒部宇奈月温泉駅は富山県東端の新幹線駅です。

なので、富山駅、金沢駅、長野駅、東京駅など北陸新幹線主要駅から一本で移動できます。

しかし、黒部峡谷鉄道宇奈月駅の最寄り駅である「宇奈月温泉駅」へは、富山地方鉄道「新黒部駅」からローカル線で20分。

この時点ですでにややこしいですよね…。しかし、富山駅から出発すると更にややこしいのです。

お客様を黒部峡谷へご案内するときは、お客様がJRパスを持っている場合と持っていない場合に分けて、ご案内することをお勧めします。

お客様がJRパスを持っている場合

迷わずに、富山駅、金沢駅、東京駅などから直接黒部宇奈月温泉駅へ向かっていただきましょう。

我々通訳ガイドは、黒部宇奈月温泉駅でお客様をお迎えします。

そして隣にある新黒部駅へ誘導。地鉄、電車に乗って宇奈月温泉駅を目指します。

ただし、JRパスといっても以下に示した「高山・アルペン・松本周遊パス」では、富山駅ー黒部宇奈月温泉駅間は有効ではありません。

引用元:JR東海「ツーリストパス」公式WEBサイト

必ずお客様に持っているJRバスの種類を確認しておきましょう。

お客様がJRパスを持っていない場合

富山や金沢に滞在しているお客様であれば、富山駅から以下の方法で黒部峡谷鉄道宇奈月駅までアクセスできます。

何通りもあるので、お客様の時間や予算に合わせてアレンジしてみてください。

お客様に提供した話題

そもそも、黒部峡谷鉄道は北アルプスにおける電源開発を目的として敷設されたものです。

引用元:黒部峡谷鉄道公式WEBサイト

想像を絶する難工事の末に完成した鉄道ですので、工事関係者が殉職したとか、けが人が出たとか、少しダークツーリズムの要素を持っています。

もちろん、そういった痛ましい歴史に関してお話しすることも大切なこと。しかし、お客様は日本旅行を楽しんでいる最中なので、楽しい話を多めにしてあげるのがいいですね。

割合的には、明るい話題と電源開発の話を7対3程度にすれば良いのではないかと思います。

地鉄電車の車内で

黒部市を中心とした富山県東部には大規模な扇状地が広がっています。

僕は、7割に含まれる話題として、黒部の扇状地の話題をたくさん盛り込みました。

傾斜の緩やかな扇状地を持つ黒部市の平地では、しっかりした灌漑設備が作られたため、使う良質の米、野菜、果物が収穫できます。

地鉄電車に揺られているあいだ、黒部の名産である、スイカ、桃、ぶどう、ビール(大麦)などがどれだけおいしいかを誇らしげに説明すると大変喜んでくれました。

トロッコ電車の車内で

トロッコ電車の車内では、富山出身の女優である室井滋さんがナレーションをしてくれます。なので、室井滋さんがしゃべっている内容をそのまま通訳してあげるといいと思います。

もちろん、自分の意見や経験なども絡めて、通訳してあげるほうが良いですね。

欅平エリアで

欅平はトロッコ電車の終着駅。一般観光客が散策できる場所としては最も奥に位置しています。

しかし、欅平はベテラン登山家にとってほんの出発地点。

欅平からさらに奥へ行くと、かつて自分が制覇した山が見れたり、さらに奥地の下ノ廊下や祖母谷温泉(ばばだにおんせん)など、冒険心をくすぐられる場所が数多くあります。

さすがに一般のお客様をそんな難所へお連れするのは難しいですが、そういったベテラン登山家のエピソードなどを知っていれば、お話ししてみるのもワクワクして楽しいと思います。

が…

実際には、お母さんの日常生活や家族の話を一方的に聞いてあげるだけで欅平の滞在時間は過ぎ去っていきました。

一生懸命準備していた話のネタを披露せずに終わってしまうことは、通訳ガイドあるあるな感じです。

まぁ、お客さんの話を聞いてあげることも通訳ガイドの大事な仕事のひとつと心得ましょう。

お客様からの反応は

ありがたいことに大変ご好評いただきました。

プライバシー保護のため一部編集してあります

エージェントのサイトでメッセージをやりとりしてたときから、しっかりと対応させていただいてたからか、なんとプレゼントまで頂きました!

YUICHI
YUICHI

お客様から依頼を受けた時点で、ツアーは始まっているのですね。

まとめ

今回はオーストラリアからお越しのご家族を黒部峡谷へ案内したときのことをお話ししてみました。

黒部峡谷は、立山黒部アルペンルート同様に富山県の魅力的な観光地のひとつですが、切符の手配やアクセスが少し厄介です。

お客様をお連れするときは、前後の予定もしっかりヒアリングして、無理のない旅程を作成してください。

ガイド内容としては、黒部峡谷電源開発の歴史のほかにも、黒部市扇状地やそこで育つ作物、ベテラン登山家のエピソードなどが喜ばれると思います。

黒部峡谷はネタのボリュームが豊富。話ひとつがとても魅力的な旅のスパイスになりますよ。

ぜひ皆さんもお客様から黒部峡谷の依頼を受けたら楽しくガイディングしてみてくださいね。

それでは、また!

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